爆サイに中傷書き込みをされて悩み頭を抱える女性

ナイトワークの掲示板にスナック勤務のホステスが嘘の情報を書かれ、泣き寝入りした体験

以前、バイトでジャズバーのバーテンダーをしていたことがあります。小さなお店でしたが、オーナーはスナックのママで、よくお客さんの同伴にうちのお店を使ってくれていました。
目立つお店ではなく、食べログ等にも乗っていないところでしたが、あまりにお客がこなさすぎて毎日閑古鳥が鳴くようになり、ついに店をたたんで、ジャズバーの店舗にスナックを移すことになりました。

スナックのリニューアルオープン後、私はバーテンダーを辞めてスナックのウエイトレスに変わりました。
オープンから一週間は常連さんがひっきりなしに訪れて、スナックのホステス数名ではテーブルが回りきれず、ついに私がテーブルについて接客するように命じられました。

不本意でしたが、お店のためと思い接客に応じていたところ、カウンターに座っていた男性がふいに歩いていた私の腰に手を回し、引き寄せてきたのです。

「君がいいな。君は、イチゴ?」と、酒臭い息でニヤニヤしながら耳打ちしてくる男性が気持ち悪くて、「イチゴって何ですか?」と聞き返すと、「一万五千円。◯◯(店名)のお姉ちゃんはみんな援交してるんでしょ」と言うのです。
そんなこと聞いたこともありませんし、噂にも上ったことがありません。
必死に否定すると、つまらなそうに後ろを振り返り、他のホステスさんをじろじろ眺めている男性。

聞けば、ナイトワークのポータル掲示板に「◯◯は枕営業ばかり、オーナーが援交を斡旋している風俗店状態だ。金さえ払えば誰とでも寝る女しかいない」と書かれているというのです。
とにかくうちはそういう場所ではなく、誰かがいたずらで書き込んだんじゃないか、と説明して、男性は渋々帰っていきました。

その掲示板の場所までは教えてもらえませんでしたが、ナイトワークの掲示板サイトなんてそう多くないので、すぐに見つかりました。

そこには確かに「◯◯移転したな。本格的に援交するつもり?」「◯◯のホステスってブスしかいないのによく回るよな、あ、枕だからかww」「嘘だと思うなら行ってみるといい」などと、うちのお店が本当に「そういう」所であるかのように書かれていたのです。
もちろん実際はそんなことはなく、普通のスナックです。
掲示板は、一人の人が騒いでいるのではなく、複数人で嘘の情報をでっち上げている感じでした。

慌てて店長とオーナーに報告し、対策を考えていると、オーナーが「もしかしたら、あそこのお店かも」と。
以前店が近かったライバル店の子が、移転はうちのお店を追い込む良い機会だと思って、嘘八百をでっち上げたのかもしれないということでした。
ただ、真偽が分からない以上どうすることもできず、掲示板の管理会社にも、オーナーからの連絡を無視されてしまったので、話題が流れるまで放置するしかなかったです。

しばらくは、見たことのないおじさんや若者の二人組など、掲示板を見てやってきたと思われる人たちが、ドアからこちらを覗いてホステスを見渡したあと、無言で去っていくということがありました。
おそらく、援助交際相手の品定めか、風俗のスカウトに来た人でしょう。
常連さん以外の来店には気をつけようと、店内では注意喚起していましたが、やはり「あそこのホステスは身体を売っている」と思われるのは気分の良いものではなく、アルバイトの若いホステスさんたちが次々と辞めていってしまいました。

スナックなので常連は年配の男性でしたが、オーナーが口を滑らせたせいで、常連さんも「俺たちもお前たちを買ってると思われてるのかなあ」と言い始め、気まずい空気が流れていました。
常連さんがこのことで減ったということはなかったように思いますが、しばらく来店しづらくなったのは確かなようでした。
私はウエイトレスだったので、どちらかと言えば傍観している立場でしたが、ホステスさん同士で「本当に援交している子がいるんじゃないか」といった疑いが出始め、女性同士でギスギスしている所に間に入らなければならないのがかなり苦痛でした。

その後、数ヶ月経って周りもみんな忘れたのか、不審者が来店することもなくなり、店の雰囲気も元に戻りました。
お店としてはほぼ泣き寝入りでしたが、常連さんにネットに詳しい人がいなかったのが功を奏しました。
「裏情報」を装ってでたらめなことを吹聴されたことで、アルバイトの子はいなくなり、不審者にも悩まされました。
損害は少なかったですが、やはりゼロではありません。
ネットで便利に宣伝できるからこそ、誹謗中傷を受けるリスクにも立ち向かわなければならないんだなあとやるせない気持ちになりました。

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